日本刺繍帯 名古屋帯 仕立てたばかりです。凹凸のある織地に高級感があり、刺繍が美しい。どの色にも合わせやすい、水色の名古屋帯です。 日本刺繍は時間も手間もかかる工法ですが、刺繍によってできる立体感が一番の魅力です。立体感があることで、着物に陰影がつき、独特の風合いを醸し出します。 さらに、その他の刺繍方法とは違ってとじ糸がないため、糸が引っかかって切れたりすることもありません。この日本刺繍は、釜糸と呼ばれる細い絹糸を束にしたものを使って行うのが特徴です。糸自身にはねじりがないのですが、職人の手によってねじりが加わることで、光沢感を出すことが可能です。基本的な縫い方は40種類以上もあり、それらを組み合わせることで日本らしい繊細な表現に仕上がります。 髪の毛よりも細い極細の糸を使って縫い重ねていくため、より滑らかな雰囲気に仕上がるのが特徴です。まるで絵画のような美しさと光沢感があり、「絹の絵画」と呼ばれるのも納得です。 お値段30万円で購入し、仕立てました。 水色の地の色と刺繍に魅せられて購入しましたが、着る機会がありませんので、出品いたします。